電動バイク

中国などのアジア地域では電動バイクの市場が拡大しています。
中国やフィリピン、ベトナム、インドネシアなどで排気ガスによる環境汚染の問題やガソリンが非常に高い、近距離移動が目的といったところから急速な拡大が予想されています。

 

日本の電動バイク

日本国内では普通自動車の電動車は充電インフラや航続距離が課題になっていますが、環境意識の高まりや維持費の低減、静粛性などから今後は増えていくという指摘もあります。
ところが電動バイクは一般的な家庭電源のコンセントから充電できるとか、近距離移動を想定しているなどの点から需要が伸びることも予想されています。
実際に2009年頃から日本国内にも電動バイクが登場しています。

 

ヤマハ発動機

ヤマハ発動機は2001年に初めて電動バイクを市販車を投入し、2015年には同社としては電動バイクで4代目となる「E-Vino」を発売しました。

 

「E-Vino」は、原付一種(50cc)の「Vino」をベースに電動化して着脱式のバッテリーを搭載しており、室内のコンセントを利用して約3時間で充電ができるのが特徴です。
電動自転車を多く手がけているヤマハ発動機のノウハウが活かされているようです。

 

フル充電で走行可能な距離は29キロになりますが、片道5キロの近距離移動に使用する都会生活をしている10代〜20代の女性がターゲットということから十分な走行距離だともいえます。
エンジンがないため収納スペースが大きくなっている、車両重量もVinoと比べて12キロ軽量化しているなど、女性ユーザーにやさしいところ設定ですね。。
「E-Vino」価格は充電器付きで23万6520円です。

 

ホンダ

ホンダは、2010年12月にリース販売という形で「EV-neo」を新聞配達やビザの宅配サービスなどの事業者向けに開始しました。
しかし2013年3月にはリース期間が終了しています。

 

スズキ

スズキは2012年1月に「E-Let's」のを販売開始しました。
「E-Let's」は、フル充電するための1回の充電コストが約13円という維持費の安さがセールスポイントでした。
フル充電で約30キロの走行が可能で、近距離移動を想定したものでした。

 

テラモーターズ

電動バイクのベンチャー企業テラモーターズは、2010年から電動バイクの販売を開始しています。
開発は自社で行い、生産は中国で行っています。
販売チャンネルは、日本国内の二輪販売店のほかに家電の量販店やガソリンスタンド、農機具販売店などにも販売ルートを広げて行くようです。

 

ツバメ・イータイム

ツバメ・イータイムは、本社が岩国市にある電動バイク製造会社で、2015年8月18日から電動バイクを発売しています。

 

同社は自動車整備会社などを運営する岩国市のツバメグループが、アジア圏で急伸している電動バイクマーケットに参入するために、2014年の年5月に創立されました。
ツバメ・イータイムの山本朋広社長は「アジア圏にビジネス展開し、地方の中小企業の新たな事業モデルを作り出したい」としています。  

 

同社が販売を始める電動バイクは「yuppe(ユッペ)」です。
従来の家庭専用コンセントを使って充電ができて、一度の充電で約50キロ以上の走行が可能だとされています。
最高速度は時速45キロで、販売価格は14万9800円と別売り充電器1万円、しばらく県内と広島県での限定販売となるようです。

 

電動バイクの特徴

音がない乗り心地と環境にソフトな点がポイントです。
普通自動車の電動車と違い家庭のコンセントから充電できるため、新たな充電インフラが必要ありません。
このため充電コストが低くなり、走行距離当たりの維持費も安くなるという点が特徴だといえます。

 

電動バイクの日本国内販売台数は一年間で約5000台、ヤマハ、ホンダ、スズキの国内バイク企業の他は、中国などからの輸入がほとんどです。
家庭コンセントから充電できるところから国内での需要も伸びることが予想されています。

 

東南アジアなどのアジア地域が、電動バイクのメインマーケットになって行くと予想されていますが、これらの地域で販売されている電動バイクは、中国や台湾の企業が製造しています。 

 

これら国内で販売されている電動バイクは全て原付バイクのカテゴリーに分けられ、ピンクナンバーや黄色ナンバー、白ナンバーがつくようになります。

電動バイク関連ページ

原付の白ナンバー、黄色ナンバー、ピンクナンバー、水色ナンバーの違い
ナンバープレートの色がピンク色のバイクや、黄色ナンバーのバイクは原付二種といわれる原動機付自転車です。排気量が90cc以下が黄色ナンバー、125cc以下がピンクナンバーになります。いずれも市区町村に登録されている原付バイクになります。50cc以下の原付バイクのナンバープレートは白色をしているので区別することができます。
原付とは
「原付(げんつき)」とは、原動機付自転車(げんどうきつきじてんしゃ)の略です。道路交通法では、「排気量50cc以下の2輪車および3輪車、あるいは20cc以下の4輪車」と規定されています。 これに対して、道路運送車両法では、125cc以下の2輪の車両が原動機付自転車とされています。